共楽

先週の山サイで登山者から指摘された「中国自然歩道における自転車走行時の許可」について行政に確認したところ、次のとおり回答がありました。
質問文もあわせて全文掲載します。
自然を愛するもの同志、共に楽しくありたいですね。 本件については今後このブログでも情報提供していこうと思っています。



○○県
自然環境課 御中

突然のメール失礼致します。
私はマウンテンバイクを愛するものですが、本日(6月14日)
13時頃から○○山の大規模林道(トンネル)から自然歩道
に仲間と3人で入り、頂上は目指さず、反対側の○○峠を走
りました。
その際、○○○○で休憩をとっていましたら、登山者の方から
「自転車で走るのは県の許可がいる」との注意を受けました。

私たちも自然を愛する者として、登山の基本的なルールを守る
事はもちろんのこと、登山道では人優先を考え、どんな状況で
あっても「人を確認した場合は、必ず事前に停車、下車してや
り過ごす」「一声かける」「登山者が多い季節、時間は避ける」
を厳守しており、これまで友好的なことを言われたことはあって
も、苦情を言われたことはありませんでした。

ただ、一部の心無い愛好家により、トラブル等があることは十分
承知しています。


お忙しいところ誠に恐縮ではありますが、今後の為にも中国自然
歩道における自転車走行の可否と、可能な場合の許可の必要性
についてご回答いただきますようお願いいたします。





 ○○様

 お世話になっております。
 先日、中国自然歩道についてメールで問い合わせをいただいた件について、下記
 のとおり回答いたします。
 回答が遅くなり申し訳ありませんでした。


  中国自然歩道は、歩行者が利用するために、既存の遊歩道や登山道などを結び
 、景勝地を巡ることができるようコース設定したものです。
  中国自然歩道の路線を決定する際には、土地所有者や道路管理者には歩道とし
 て利用することを前提に承諾を得ており、自転車による走行を前提とした承諾を
 得ているわけではありません。
  一般的には、自転車による走行は歩行以上に路面に悪影響を与えるものと考え
 られ、自転車の台数や乗り方によっては、歩道として整備した箇所が損傷する恐
 れもあります。
  また、歩行を前提として整備しているため、自転車走行中に発生した事故につ
 いて管理者責任を負うことができません
  これらのことから、中国自然歩道管理者としては自転車乗り入れについて好ま
 しくないと考えていますが、自転車利用の法的な規制はなく、自転車乗り入れを
 禁止したり、許可制度を設けているわけではありません。
  利用されるのであれば、歩道が荒れてしまうような乗り方は避けていただくと
 ともに、歩行者の安全面にも十分配慮していただきますようお願いいたします。